DOCUMENTATION

Ontology Inspector

ディール、活動、Bayesian snapshot の ontology 関係と JSON projection を読み取り専用で確認する検査画面

Ontology Inspector

Ontology Inspector は、EXAWin+ に記録された営業オブジェクトが ontology 内でどう接続されているかを確認する読み取り専用画面です。データを修正したり、アクションを実行したりしません。ディール、活動、belief snapshot を基準に、関係データと JSON projection を検証します。

場所: サイドバー → Ontology → Ontology Inspector


目的

営業現場で作られるデータは複数画面に分散します。ディールは Project Master や Activity War Room で管理され、活動記録は Activity War Room とモバイル入力で作られ、Bayesian update は活動とシグナル選択の後に生成されます。

Ontology Inspector は、こうした分散したオブジェクトが ontology 観点でどの関係にまとまっているかを示します。選択したディールに接続された顧客、担当者、メンバー、ステージプロファイル、活動、シグナル、belief snapshot を確認できます。同じ情報を JSON projection として見ることもでき、画面要約とサーバーが作った構造が一致するか確認できます。

この画面は、Decision Console や Ontology AI の判断を読む前に、実際の接続構造を確認したいときに使います。


読み取り専用の意味

Ontology Inspector は検査画面です。ここでディールを修正したり、活動を新規作成したり、シグナルを変更したり、推奨行動を実行したりしません。

データを変更する場合は、それぞれの標準運用画面を使います。営業ステージは Stage Master、シグナルは Signal Master、ディール情報は Project Master、活動記録は Activity War Room またはモバイル入力で管理します。Inspector は、その結果が ontology 構造にどう投影されたかを確認する役割です。

この分離は重要です。Inspector が標準の書き込み経路を代替すると、実務記録と判断根拠がずれる可能性があります。


基本フロー

まずディールを選択します。ディールは Ontology Inspector の最も重要な基準点です。ディールを選ぶと、活動イベントと belief snapshot の照会範囲もそのディールに絞られます。

ディールを選択した後、表示を実行すると、該当ディールの ontology 関係が結果領域に表示されます。結果領域では、クイック要約、関係要約、グラフ表示、原本 JSON projection を確認できます。

活動イベントを見る場合は、現在選択されたディール内で活動番号、要約、ディール名などを基準に検索します。活動を選ぶと、その活動がどのディール、顧客、担当者、シグナル、Bayesian 判断文脈と接続されるかを確認できます。

belief snapshot は Bayesian 判断の特定時点です。選択したディールの snapshot を照会すると、その時点のステージ、P(Win)、シグナル、判断根拠が ontology 内でどう表現されるかを見ることができます。


グラフの入口

通常、入口は3つあります。

Deal は中心オブジェクトです。顧客、担当者、メンバー、ステージプロファイル、活動、snapshot を接続します。特定ディールの全体文脈を見たいときに使います。

Activity Event は実際の営業接点の記録です。ミーティング、通話、メール、オンライン会議がどのシグナルを含み、Bayesian update とどう接続されたかを確認します。

Belief Snapshot は判断の特定時点です。どの活動後に P(Win) がどう変わり、その判断状態がどんな stage と signal context を持つかを確認します。


結果領域の読み方

クイック要約は選択したオブジェクトの主要情報を表示します。ディールであれば、ディール名、顧客、担当者、活動数、snapshot 数などが表示されます。活動であれば、活動要約、活動タイプ、接続されたシグナルと関係情報が表示されます。

関係要約は、選択したオブジェクトが他のオブジェクトとどう接続されるかを人が読みやすい形で整理します。

グラフ表示は、現在の JSON projection から生成された運用知識グラフです。ノードを選ぶと詳細情報を確認できます。グラフが複雑な場合は、画面合わせ、リセット、フォーカスモード、全体グラフモードを使います。

原本 JSON projection は、サーバーが作った構造をそのまま表示します。一般ユーザーが常に読む必要はありませんが、運用者や実装検証担当者は、画面要約と projection が一致するか確認できます。


いつ使うとよいか

新規作成したディールが顧客、担当者、ステージプロファイルと正しく接続されたか確認するときに使います。

Activity War Room で活動を記録した後、その活動がディール、シグナル、Bayesian snapshot と接続されたか確認するときに使います。

Decision Console でボトルネックや推奨を検討する前に、根拠オブジェクトが欠けていないか確認したいときに使います。

Ontology AI がどの根拠を使えるか説明するときにも、Inspector の関係とグラフを参照できます。


注意点

Inspector に表示される情報は、ユーザーの会社とアクセス権限の範囲内で照会されます。権限のないプロジェクトや他社データは対象外です。

グラフに表示される関係は、現在システムに記録されたデータに基づきます。ミーティングがまだ記録されていない、活動でシグナルを選択していない、担当者関係が設定されていない場合、その関係は表示されないことがあります。この場合は Inspector で無理に関係を作るのではなく、元の運用画面でデータを補完します。

JSON projection は検証用の表現であり、ユーザーが直接編集する対象ではありません。


次に読む文書

ontology がなぜ必要かを理解するには Ontology Operating Principles を読んでください。

Inspector で確認した関係を実際のディール判断に使う方法は Decision Console を読んでください。

自然言語でディールと文書根拠を分析する方法は Ontology AI を読んでください。